旅とゴガクの "La couleur du temps"

ホーム


旅の栞


ゴガク


いろいろ


掲示板


リンク


プロフィール
本文へジャンプ





’06 ローマの思い出


ここにあるエッセイはブログに投稿したものとほぼ同じです

私に聞くんじゃない!

2006年の夏に初めてローマを訪れました。


ドイツのページでご紹介している 『ドイツへの珍道中 』 で抱いたイタリアという国、人への悪印象を払拭し、とうとう来たぞという感じでした。

やっぱりヨーロッパ旅行にイタリアは欠かせない国の一つですからね。

まだ「ロゼッタさん 」を本格的に始める前で、よぼよぼのイタリア語でしたが (今もヨレヨレですけど)、道を訪ねる時など、可能な限りイタリア語で話しかけてみました。

カフェでの注文など、イタリア語しか通じないところもありましたので、チャレンジ精神などと悠長なことを言っていられない場面もありましたけど。


とはいっても、この時のイタリア語など本当に”よぼよぼ”で、道を尋ねる時には


 「スクージィ、ドヴェ...ええっと...○○,ぺるふぁヴぉーれ!」


みたいな、我ながら大笑いしそうなイタリア語です。


そんな感じのローマへの旅でしたが、ローマの玄関口ともいえるテルミニ駅での出来事です。


地下鉄B線はどっちかいな、とキョロキョロしているこの私に、見た目もどっからどうみても日本人のこの私に道を尋ねる人がいるではありませんか!

よぼよぼとはいえ、聞こえてくる言葉がイタリア語かどうかの区別くらいつきましたので、明らかにそれはイタリア語だとわかりました。


大きなスーツケースをかかえたおじさんが、私に道を尋ねています。

チケット売り場へはどう行けばいいのかと尋ねています。


なんで私に!?


他にもたくさん人がいるのに、なんで!??

しかもそのおじさん、多分イタリア人ですよ。

ローマの人じゃないんでしょうけど。


理由はわかりませんが、私よく道を尋ねられるんです。

国内外を問わず・・・

知っていそうに見えるのか、聞きやすそうに見えるのかなんなのか?

しかもたいていの場合、私も迷っている時に聞かれるから困りものです。

1丁目にあるわが家の近所で2丁目はどこかと聞かれてもわからない私になんてことを聞くんだ!

・・・とはいっても、こんな出来事も思い出の一つになりますから、よくぞ聞いて下さいました、の感もちょっとだけありますけど(*^.^*)


この時カメラを持っていかなかった私はどうかしていますが、到着後しまった! と思うのにそれほど時間はかかりませんでした。

かろうじてケータイ電話のカメラやムービーが使えたのが救いです。

それも3日目からは、バッテリー充電ができず使い物になりませんでしたが。


やはりこれはカメラを持ってもう一度訪れなければなりませんね。

ローマはあまりにも見所が多すぎます。

1週間やそこらではたりません。







またコロッセオだ!

ローマだろうとどこだろうと、まず最初にするのは宿周辺をぐるぐる廻ってみることです。

方向音痴で道に迷いやすい私としては、宿周辺の建物や通りを目に焼き付けておくことはとても重要です。

どうせ道に迷うなら最初っから迷っとけ!

という開き直りから出た発想でもあります。

私の宿はコロッセオから歩いて10分程度のところにありましたが、最初は30分以上かかりました。

というより、うろうろしていたらコロッセオに到着してしまったという感じでした。


宿とコロッセオの位置づけがどうにかわかり、またぐるぐる廻りを再開しました。


自分では宿を中心に、大きく円を描くように回っているつもりでしたが、行けども行けどもコロッセオに辿り着いてしまいます。


こんな感じでやたらとコロッセオに来てしまうので、旅の最中、わざわざコロッセオを ”目的地として” 訪ねることはありませんでした。中にも入っていません(ノ_-。)


そのかわり、コロッセオ近くのレストランで夕食をとりました。

その帰りのショットです。


夜のコロッセオもなかなかです。


夕食を終え、宿に帰ったら明日の行き先を考えます。



縦書きの本は珍しい?

ヴァチカンへ行こうと、地下鉄の駅で電車を待っていました。


まだまだ到着しそうにないので、ベンチで本を読んでいました。

(旅に本は欠かさず3冊程度は持っていきますので)


私が座っているベンチの横で、ご夫人とそのお連れさんが何やら私の方を指をさしながらしゃべっている様子が横目で伺えました。


はは〜ん、この本が珍しいんだな。


そう思ったものの、そのまま本を読み続けていましたが、ご夫人方の興味は一向に治まらない様子です。


仕方がないので聞いてあげました。


 「この本?」


 「si,si」


 「これは日本語の本で、縦に読むの」

 「で、こっちからこっちに右頁から左頁に指さしながら読むのよ!」


こんなイタリア語は浮かびませんから、英語で説明してみましたが、わかってくれたようです。


 「おぉ〜」


ずい分感心していました。


縦書きも珍しいでしょうが、右から左へ読んでいくなんて、当然欧米文字ではムリでしょうからね。



そのあとも電車が来るまでず〜っと私の本を眺めていました。


ページをめくるのを見て、また驚いていました。

本当に右から左へ読んでいるとわかって感心したのでしょう。


ダニエルくん

ローマ到着翌日も、目的地を決めずにうろうろしていました。


とにかくものすごくよく歩いた1日でした。


どこをどう歩いたのかは、その日の夜ふりかえって考えても、もちろん今でもわかりません。



大体この辺りを歩いたらしい、ということは地図を見てわかりましたが、それも私の力ではなく、道端でジェラートを手に地図を広げて現在地を探している時に手を差し伸べてくれたダニエルくんのおかげでした。


ダニエルくんは、イタリアの東側から心理学を勉強しにローマへやって来ているという、大学3年生です。


聞けばダニエルくんも朝から歩きっぱなしで疲れて休んでいたらしいのですが、私があまりにもジーッと穴が開きそうなくらい地図を眺めていたので、きっと困っているのだろうと助けに入ってくれたということなんです。


おぼつかない英語でヘルプがいるか、という彼に


 「私は今どこにいるの?」と地図を差し出してみました。


行き先を聞かれるかと思ったところ、ここはどこかと尋ねられ、少し驚いていましたが丁寧に教えてくれました。日本語の地図だったのに・・・


それから少し話をしましたが、何でもダニエルくんは、勉強ばかりでバカンスなど過ごしたことなどない、と休暇中の私を少し羨んでいました。


それでも大きな夢があるんだ、と目を輝かせ、希望に充ち溢れた表情のダニエルくんにはエールを送っておきました。


いずれ日本語か韓国語を勉強したいと思っているんだけれど、何かおすすめの日本語の本はないかと尋ねられたのに、そう漠然と聞かれても難しい、、、


うーん、うーんと唸っているうちに別の話題に移ってしまいました。


将来の有能な日本語学習者を私のせいで失ってしまったかもしれません。

(しまった)


旅行前に抱いていたイタリア人のイメージと違うダニエルくんは、とても好青年でした。


小一時間ほどその場で過ごした後にダニエルくんとはさようならをしました。


十分休憩したらおなかがすいてきました。



居場所もわかったところで、宿方面に向かいつつ(離れると不安なので)、レストランを探そうと足を進めましたが、、、


どうやら逆方向に向かってしまったようです。


またスペイン広場だ!

ダニエルくんに助けられた場所は、スペイン広場の近くだったようです。


知らない間にこんな名所に来ていたんだ。

そう思いながらも、お腹がすいていたので、頭の中はレストランでいっぱいです。

名所を横目に足を進めました。


すぐ近くにももちろんレストランはありましたが、あまりすぐに見つけてしまうのもつまらないのでなんで)、もうちょっと歩いてみました。


あまり調子に乗るとまた居場所がわからなくなるので、テキトーなところでお腹を満たし、今度こそ宿方向へ向かいながら歩みを進めます。


ところが・・・


行けども行けどもスペイン広場に帰ってきます。


あれ?

どうなってんだ!?

スペイン広場ばっかり!!


行けども行けどもスペイン広場です。

またスペイン広場だ。。。



こんな時って、観光名所に来た感動は薄れるんですね。

写真を撮ることもありませんでした。


そういえば ”真実の口” にしても、見つけた時は道に迷っている最中に行列を見つけ、、、


 「あ、真実の口だ」


と思いながらも、地図を片手に真実の口ではない目的地をめざし、写真どころではありませんでした。


迷っている最中は、真実の口に手を入れたところでどうなるってんだ、と、迷っていることの方が重大で観賞に慕っているヒマなんてありませんでしたから。



それはさておき、何度かスペイン広場を訪れ(?)ながらもどうにかこうにか見覚えのある所に帰ってきました。


コロッセオです。


またコロッセオだ。。。


ま、いいや、とにかくこれで今日も無事に宿に戻れる(合掌)


フォロ・ロマーノへ

ローマ3日目はフォロ・ロマーノとその周辺を訪れました。

この日のルートはこんな感じでした。


パラティーノの丘からフォロ・ロマーノ、

そしておなじみのコロッセオの横を通り、適当なバスに乗り適当な場所で降りる、、、


バスの1日乗車券を買ったので、テキトーにバスを利用して、テキトーな場所へ行くんです。

(この乗車券で地下鉄にも乗車できるから便利!)



いい加減だけれど結構楽しいですよ。

これなら道に迷う心配はないですからね。

(だって最初から目的地がないので迷うこともない)


フォロ・ロマーノを後にして、バスに乗るとすぐに壮大な建物が目に飛び込んできました。


これは降りなければ!


Monumento a Vittorio Emanuele II

フォロ・ロマーノを後に、テキトーにバスに乗るとすぐに目に飛び込んできたのは ”ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂” でした。




バスに乗ってすぐでしたが、こんな壮大な建物を目にして降りないわけにはいきません。

最上階と思われる場所からのローマの街並みも絶景でした。

残念ながら、こんなところでケータイ電話のバッテリーが力尽きてしまいました(ノ_・。)

悔しいので近くでビールを飲んで帰りました。

(なんでやねんパー



ヴァチカンは疲れる・・・

フォロ・ロマーノ、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を訪れた翌日はヴァチカンへ行きました。


もうケータイ電話のカメラも使えません。


覚悟はしていたものの、とにかくヴァチカンはすごい人込みで、

サン・ピエトロ大聖堂へ入るまでに広場でどれほど並んだことか!!


広場では、やたらとショールのようなものを売っているおばさんがウロウロしていました。

神聖な場所へ入るので、肩の出たノースリーブはダメなんです。

知らずに訪れた観光客のためにショールを売ろうということです。

短パンやサンダルもダメですから、これから訪れる方はご注意くださいね。


さて、サン・ピエトロ大聖堂の中へやっと入ることができましたが、さすがに並ぶ価値はあるというもの。

中もそうですが、建物自体がひとつの芸術という感じです。


サン・ピエトロ大聖堂を後にした時はもうヘトヘトです。

が、しかしここまで来たらもう一カ所どうしても立ち寄らなければならない場所があります。


ヴァチカン美術館・・・


私はこれまでに、こんな人ごみの中に塗れたことはありません(@_@)

"ラファエロの間" をはじめ、じっくり見たいところはたくさんありましたが、もうそれどころではありません。

もちろん人の波に乗って、全て見たとは思いますが、はっきり言って記憶が薄れています。

ただ覚えているのは、システィーナ礼拝堂の 『最後の審判』 『創世記』 を描いた天井画・・・その場では人の流れがピタッと止まっていました。

こんなに大勢の人がいて、話し声がほとんど聞こえないというのは一種異様なほどの雰囲気です。

聞こえてくるのは溜息とシャッターの音だけです。

それほど皆が圧倒されているということが伺えます。


美術館を出ると、まだ外は明るいのにもう帰りの途につくしかありませんでした。

もうヘトヘトを通り越しています(*_*)

それでも美術館から地下鉄の駅 ”オッタヴィアーノ・サン・ピエトロ” までは嫌でも歩かねばなりません。

だ・だれか引きずって行ってくれ〜、

そんな心境の中、次から次へとまとわりつく、道路わきで怪しげなバッグや財布を売っているアフリカ系(?)の商人の誘いを振り払いながら、どうにか駅までたどり着き、宿に戻りました。


今日はもうダメ(x_x;)

一休みしてから夕食に出掛けよう・・・




ローマでのんびりまどろむ

ヴァチカンの、いろんな意味でのすさまじさを体験した翌日は、どうしてものんびりとまどろみたい・・・


朝食を終えると、のんびりできそうな場所を模索しました。

この日は ”カラカラ浴場””ボルゲーゼ公園” でのんびりしました。



カラカラ浴場 ” は3世紀前半に、ローマ市民のために皇帝カラカラ(Caracalla) が作らせた娯楽施設だそうです。浴場というくらいですから、どうなっているんだろうと興味しんしんで訪れましたが、今は(当り前かもしれませんが)その外枠というか、当時の面影をしのばせる巨大な遺跡が残されています。

それでもその遺跡は緑の中にひっそりとたたずみ、それはそれはのんびりと静かな時間を過ごすことができましたよ。

昨日のヴァチカンの人込みとはえらい違いです。

この日はここを選んで大正解でした。


遺跡やモザイク画などを鑑賞した後、しばらくその場で本を読んだりしながらのんびり過ごしました。

ずーっとここにいたいような気もしましたが、お腹もすいてきたので移動することに・・・。

近くにカフェが見当たりませんでしたので、屋台でテキトーにお腹を満たし、地下鉄とバスを乗り継いでたどり着いたのが ”ボルゲーゼ公園” です。

ここは予定していた場所ではありませんが、いつもの通り、テキトーなバスに乗りって降りた場所がこの公園の近くだったというカラクリです。


なんだここは?


地図を広げ、道行く人にここはどこかと尋ねたら、幸いこんないい場所でした。


ここでものんびりできそう。




悪夢再び!?

ボルゲーゼ公園は、広大な敷地の中に ”ボルゲーゼ美術館" や ”ヴィッラ・ジュリア・エトゥルスコ博物館” ”国立近代美術館” をはじめ、動物園まであるという、”公園” の域を超えた感のある場所でした。

この公園、なんと6ヘクタールもある広大な場所です。

案内板によると、この公園内には7つの丘があるらしく、その一つ ”ピンチョの丘” からは、ローマを一望できる素晴らしい場所らしく、特に夕暮れ時がお勧めとのことでしたので、その時までのんびりしたり、うろうろ散策したりして時間を過ごしました。


すると・・・

知らぬ間に ”ボルゲーゼ美術館” に辿り着いてしまいました。

美術館巡りは好きなので、「辿り着いてしまった」 という表現は、本来適切ではないのですが、迷わず中へ入ると・・・

ま・まただ、、、

す、すごい人込み!!!!(@_@)(@_@)(@_@)(@_@)

ど・ど・ど・どうしよう

入りたい

入って観たい

でも人込みコワイ


昨日のヴァチカンでの人ごみが頭をグルグル過ぎります。

だって行列があるにもかかわらず、牛歩じゃあるまいし、全然動く様子がありませんでしたから。


しばらく考えた後、結局あきらめて入口付近の ”おみやげコーナー” で土産を買うにとどめてしまいました。

帰国後後悔したのは言うまでもありません。


職場仲間へのみやげにカレンダーやブッククリップ(?)などを購入し、美術館を後にしました。
おみやげを手に美術館を後にして、 ”ピンチョの丘” でしばし景色を眺めてから、ボルゲーゼ公園を後にしました。


この日の夕食はリゾット、、、

久々の ”米” を口にし、エネルギー補充ができました。


そんなこんなでのんびりした一日をおくることができました。


ホームへ旅の栞 トップへ