旅とゴガクの "La couleur du temps"

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長崎を訪ねて

   *ここに綴っているエピソードは以前ブログにてご紹介したものとほぼ同じです。

原爆資料館・平和公園を訪ねて

初めてドイツに行った時、宿泊した民宿(Privat Zimmer)のご夫婦はとても日本贔屓のお二人でした。


お二人の部屋も少し見せていただきましたが、日本刀や着物はもちろん、日本の文化について書かれた大きな写真本をお持ちでした。


部屋では袢纏に草履といういでたちでした。

私も負けずに藁草履で対抗しましたら、大喜びしていました。


奥さんは、生け花を習っているというくらい、お二人とも大の日本好きです。


そんなお二人から、日本へ旅行した時の話を伺いました。


長崎と広島で、原爆資料館や原爆ドームを訪ねた時の印象など、様々な意見を聞きました。

ドイツの方ですから、戦後処理の在り方などはとてもしっかりとした意見をお持ちだという印象を受けました。


ところが私ときたら、長崎へも広島へも行ったことがなく、このお二人に日本文化のいいところを教えてもらう有り様です。


なんとも恥ずかしい・・・


そんな思いを抱き、帰国後最初に訪れた国内の旅を 長崎 にしたのは言うまでもありません。


原爆資料館へ一歩足を踏み入れたとたん目に飛び込んできたのが、「11時2分」で止まったままの拉げた時計です。もうそこから涙が止まりませんでした。


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平和を祈願する記念像です。


上に伸ばした手は原爆の脅威を、横に伸ばした手は地上の平和を、そして閉じた瞼は原爆犠牲者の冥福を祈っているといわれているそうです。



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平和公園にある噴水ですが、これは「平和の泉」。

水を求めながら死んで行った犠牲者のために、絶やすことなくたたえているのだそうです。

左右の噴水の間、遠くに見えるのが記念像です。


長崎や広島の方は、今でももちろん戦争のことを後世に伝える活動をなさっていますが、県外の私は年に2度思うくらいのものでした。


ここへ来るきっかけをドイツの方に作っていただいたことは、恥ずかしいことではありますが、ありがたいことと今では感謝しています。



平和公園から浦上天主堂

長崎の平和公園にある記念像を、現地で直接見たことはなくても、写真やテレビですら見たことがないという日本人は少ないと思います。


でも私、ふざけているわけではないのですが、この記念像を真横や真後ろから見るとどうなっているのだろうと、ちょっと気になっていたんです。



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平和公園を後にして、浦上天主堂へ行ってみました。



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キリシタン弾圧に抗して250年以上の長い船腹に耐えた信徒たちが、明治になって33年の歳月をかけて完成させた記念すべきものだそうです。


ただし、ここも爆心地に近かったため全壊したのだそうです。

現存するものは、昭和34年に再建されたものです。



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爆風で首を失った痛ましい石像が残されています。


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浦上天主堂のことも、ここへ来るまでは全く知りませんでした。


ガイドブックを手に、爆心地近くを巡ってみました。


ここに書かせていただいた内容も、『てくてく歩き 長崎 』 を参照させていただきました。



グラバー園から大浦天主堂

長崎は3泊4日の旅でした。


せっかく異国情緒あふれるこの地へ来たので、原爆資料館を目当てにしては来ましたが、せっかくなので前回もご紹介した 『てくてく歩き 長崎 』 を参考に、書かれてあった通りのルートでグラバー園や大浦天主堂を尋ねてみました。−なるべく疲れないように効率良く回りたかったので(;^_^A


グラバー園へ向かう途中に、南山手レストハウスという小高い丘がありました。


展望公園です。


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そこから歩いてグラバー園へ向かいました。

もちろんグラバー園の中も見て歩きました。


歩き疲れたのか何なのか、写真が一枚も残っていません。

見事な洋館が、内装もそのままに再現されている素晴らしいところでしたが、なぜ写真がないのか覚えていません。


歩き疲れて撮り忘れたのか、撮ったのに現像されなかったのか・・・ナゾです。


グラバー園を後にし、おなかがすいたので 「四海楼」 というちゃんぽん発祥の店へ向かいました。


これも写真はありませんでしたが、テーブルに着くまでにずいぶん待ちました。


でもとっても美味です。


調子に乗ってビールまで頼んでしまい、この日の散策を早々と終えました。


効率良く回れたものの、それでも歩き疲れてヘトヘトデの一日でした



大浦天主堂から孔子廟まで

本当は大浦天主堂の後訪れるつもりだったルートへは、1日おいて巡りました。そのため、他にも色々見たかった場所、たとえば眼鏡橋や諏訪神社などは訪れずじまいです。


さて、大浦天主堂から10分程度のところに ”旧香港上海銀行長崎支店” がありました。


ここも写真はありませんがあせる

ここは長崎でも屈指の洋館で、国の重要文化財にも指定されているそうです。


かつての業務や、長崎−上海航路などを紹介する資料館として公開されています。


入場料は100円です。


100円といえば、長崎市内の移動に欠かせない路面電車の運賃も100円でした!

しかも、ルート乗り換えのための発券さえしてもらえば、追加料金なしです。


発券はすべて路面電車内で、昭和のにおい漂う、ガマ口の大きなかばんをもった車掌さんにお願いします。


広島のように近代的な車両はなく、とてもレトロな路面電車ですが、私はこちらの方が気に入りました。



話がそれましたが、旧香港上海銀行を出るとすぐに ”野口彌太郎記念美術館” という所に辿り着きました。


ここへ来るまでまったく知らない人物でしたが、なんでも長崎美術会でご活躍中の画家だそうです。

この作品展が、旧イギリス領事館−ここも国の重要文化財に指定されています−で行われています。


ちなみにここも入場料は100円でした。


そこを後にし、孔子廟へ


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あまりいいアングルではありませんが、なぜかこの写真だけは残っていました。


写真屋さんが、私のあまりの腕の悪さに ”マシ” な写真だけ現像してくれたのかもしれません。(;^_^A


ところで、この孔子廟へ向かう前に、じつは オランダ坂を通ってきました。



オランダ坂のカフェで

オランダ坂入口の写真は、色々なガイドブックなどでもよく見かけると思います。


そこに1軒のカフェがありました。


個人でやっているお店のようです。


扉を開けると次から次へと注意書きが目に入ります。


静かにしろだの、靴を脱げだの、覚えられないくらい次から次へと要求が!


まるで 『注文の多い料理店』 みたいです。


私ものどが渇いていたし、歩き疲れていたし、どうしてもここで休憩したかったので、とにかく"指示”に従って入りました。


とても情緒あふれる洋館で、素敵な内装でした。


お客さんはいませんでしたが、店主もいませんでした。


 「すいませーん」


何度か声をかけようやく店主が現れました。


 「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞ」 と、メニューを広げました。


な・な・なんと!


コーヒー1杯が2100円!


 「い・いいお値段ですね」 と私。


するとどうでしょう、この店主、


 「ご来店ありがとうございました」


...要するに、お帰り下さいということ。


な、なんだって〜!?


冗談じゃない、馬鹿にされて引き下がれるかってんだ\(*`∧´)/

アホな私はついつい頭にカーッと血が上り、居座る決心をしました。


落ち着いたそぶりで・・・


 「いえ、コーヒーをいただきますよ」


急に上品な口調でそう答えました。


カラクリをさぐってやる!


そんな感覚でした。


コーヒーをいただきながら、なぜこの値段なのかも聞き出すことに成功しました。(大げさな)


やはりこの店の音楽も含めた雰囲気、建物の価値、そして味だそうです。


ま、予想通りの答えでしたが、ある程度納得はできました。


そのあと店主はサービスだと言って、日本茶とお茶菓子にと金平糖を出して下さいました。

このお茶がとっても美味!


 ”お店、雰囲気、コーヒー、サービスの日本茶と金平糖” しめて2100円。


確かにその価値はあったかなと思います。


それにしても、この洋館は本当に雰囲気のある素敵な建物でした。


こんな建物のことがなぜガイドブックに載っていないのか、しかも、あのオランダ坂にある建物なのに。


ま、下調べしたガイドブック屋さんもこのお店に入ったかもしれませんが、、、そのうえでの判断だったとしても理解できないわけではないですが。。。






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