今日のフランス語 
entre la poire et le fromage
直訳すると 「梨とチーズの間」 となりますが、これで 「食事の終わり頃に」「気分がほぐれてきた頃に」 という意味になります。
なぜ ”梨とチーズの間” が ”食事の終わり頃” になるのか・・・
梨はつまりデザートを表わしているのだろうということは想像がつくと思います。
昔のことはわかりませんが、今ではデザートとフロマージュ、つまりチーズは別モノのようです。
フランス料理をコースでいただくと、メインの後はフロマージュ、そしてデザートとなります。
コースでいただくと、と書きましたが、私がお世話になっていたご家庭でホームステイをしていた時も、奥さんはお料理を順に、そう、フランス料理のレストランのように、前菜→メイン→チーズ→デザートを、ご自身も一緒に食事していらっしゃるにもかかわらず、いちいち立ってキッチンへ向かい、料理を順に出してくださいました。
私がホームステイしているから気を使っていただいたとも考えられますが、朝はその辺のパンを勝手に食べて、コーヒーも勝手に淹れて飲んでね、といった具合でしたので、おそらく日常的な習慣ではないかと思います。
ちなみにこのステイ中に学んだのが以前にもご紹介した ”Pas de dessert, juste du fromage, s'il vous plaît!” となります。
詳しくはこちらをご覧くださいませ。
それにしても ”食事の終わり頃” が ”気分がほぐれてきた頃” とするあたり、そしてそれを ”デザートとチーズの間” ではなく ”梨とチーズの間”
と表現するフランス人の発想は素敵ですね。
*訳はこちらを参照しました
『プチ・ロワイヤル和仏辞典』
更新日 '08.05.05
フランスの子どもはどうやってフランス語を身につける?
これはお気に入りの雑誌 『ふらんす』 4月号から新しく始まる連載 「マノンの練習帳(カイエ)」のテーマです。
第1回目は、小学2年生のマノンちゃんが書いた手紙をとりあげていました。
文の始めも、固有名詞もすべて小文字で書かれています。
発音されない語末の子音は書かれていません。
性数一致も多少の間違いがあるようです。
これらのミスは、フランス語を外国語として学ぶ私たちにもある意味では共通のものと言えるでしょう。
特に綴りや性数一致はフランス語を書くときには頭を悩ませられます。
私はすでにご紹介している通り、ベルリッツ・メソッドで始めたフランス語です。
”書く” という作業はほとんど行われませんでしたので (あくまでも私が参加したレッスンに限ってのことです)、苦手な部類に入ります。
いまだにフランス語を書くときは、辞書や参考書が手放せません。
”聞く” と ”話す” はまずまずのレベルだと思いますが、聞いた音とスペルは一致しないものが多いですね。
マノンちゃんの手紙でもこんなスペルミスがありました。
× restauran → ○ restaurant
× tous le temps → ○ tout le temps
× depui → ○ depuis
私の場合はテキストを目で見る機会が多いので、なんとなく発音しない子音も ”目で文字を見て” 覚えている感がありますが、マノンちゃんをはじめ、フランスの子どもたちは小学校でコツコツと学んでゆくのですね。
そして会話力も大切ですが、やはり ”読むこと” と ”書くこと” も当然ながらおろそかにはできません。
これからあと5回のシリーズで 「マノンの練習帳」 が続きますが、楽しみに、そして自身のフランス語の学習の参考にしてゆきたいと思います。
更新日 '08.04.07
LA CUISINE JAPONAISE
*Quelles sont les caractéristiques de la cuisine japonaise?
*Quels sont les assaisonnements?
*Est-ce qu'il y a des produits japonais particuliers
à la cuisine japonaise?
*Qu'est-ce que le shoyu?
フランスを訪れる楽しみの一つに”食”があります。
私は食に関する知識はあまりありませんので、レストランへ行くたびに 「これはどうやって食べるのか」「あれはどんな食材なのか」 と質問攻めです。そんなこともしらないのかと思われるのは恥ずかしい気もしますが、ヘンな食べ方をするよりは聞いた方がいい、笑いたければ笑え、という気持ちで聞きます。
すると「しょうがないわねぇ」といった表情で、でもにこやかに教えてくれます。
謙虚に聞いてくるのなら悪い気はしないようです。
「これはね、こうやって・・・」
得意げに (と言っては失礼かもしれませんが) 教えてくれます。
しばらくすると 「食事はどう?」 と様子を聞きにきてくれたり・・・
聞いた私も意外な食べ方を知ったり、全く予想だにしなかった食べ方を聞いたり、毎々驚かされます。
これも旅の醍醐味ですね。
そこで今日は 『フランス人が日本人によく聞く100の質問 』(三修社98年8月出版) の中から食に関するページをご紹介してみます。
食にはとてもこだわりをもっているフランス人のことですから、逆に日本食について聞かれることは確かにあるかもしれません。
私としては、むしろフランスの方にフランス料理のことをあれこれと聞きたいのですが、聞けば聞くほどおそらく 「では日本料理はどうなんだ?」 という流れになるに違いありません。
上記は、上からそれぞれ・・・
・日本料理の特徴は何ですか
・調味料は何ですか
・日本料理特有の材料はありますか
・しょう油とはどんなものですか
といった質問になります。
さて、これらは簡単なようで答えるとなると意外と難しいのではないでしょうか。
調味料や主に使われる特有の材料くらいは何とか答えられるでしょうが、日本料理の特徴は、と聞かれたら何と答えましょう。
まずは日本語で説明できるようでなければなりませんね、改めてそう思いました。
同書にのっていた回答文例を一部抜粋してみます。
Premièrement, il faut servir des mets qui s'harmonisent avec la saison.....
(第一に季節に合った料理を出さなければならないことです・・・)
Les assaisonnements de base sont la sauce de soja, shoyu, le sel, les vinaigre, le sucre et le sake.
(基本的な調味料は、しょう油、塩、酢、砂糖、酒です)
C'est une sauce brune et très liquide à base de graines de soja fermentées.
Elle est indispensable à la cuisine japonaise.
((しょう油とは)大豆を発酵させて作った褐色の粘りのないソースです。日本料理には欠くことのできないものです)
これらの答えに続く言葉、表現、そして日本語レベルでの知識も深めておかなければなりませんね。
更新日 '08.03.30
Aux Champs-Elysées, aux Champs-Elysées.
Au soleil, sous la pluie, à midi ou à minuit
Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysées.
言わずと知れた "Les Champs-Elysées”の歌詞の一部です。
はじめてパリを訪れた時、シャルル・ド・ゴール空港からタクシーに乗りシャンゼリゼ通りが見えてくると運転手さんが「ここが有名なシャンゼリゼ通りだよ」と案内してくれました。
タクシーの中でもの珍しそうにキョロキョロしていたので教えてくれたのでしょう。
「オー・シャンゼリゼ~、のシャンゼリゼね!」と口ずさむと、
「そうだ」と一緒になってハミングしてくれました。

ところでこの ”オー・シャンゼリゼ” の ”オー" は、感嘆詞の ”oh" ではないのですね。
”aux Champs-Elysées" つまり 「シャンゼリゼで」 の意味になるのです。
英語で表わすなら、 in the または at the (場合によっては to the)あたりに相当するでしょうか・・・
※aux・・・前置詞à と定冠詞複数形 les との縮約形
シャンゼリゼには、晴れていても、雨降りでも、昼でも夜でもあなたの望むものがあるよ
Pas de dessert, juste du fromage, s'il vous plaît!
ニースの海辺のレストランでおなかいっぱいになった後、「デザートはどうしますか?」
と聞かれ、答えたのがこの言葉です。
「デザートはいいから、チーズだけお願い」
本当はチーズもいらなかったんですけど・・・
日本では、甘いものを好むのは主に女性や子どもの感がありますが、欧米の方はご年配の男性でも負けないくらい甘いものがお好きな方が多いようです。
甘いものがどちらかというと苦手私などは完全に負けています。
で、なぜチーズだけは頂くことにしたかというと、一言で言うなら ”郷に入っては郷に従え”
の精神です。
パリでホームステイした先のご夫婦に、フランス人は仮にデザートをスキップしたとしてもチーズは外さないモノ、と聞いたからです。
食後のデザートは欠かせないという人が多いと聞く中、それでもどうしても食べられなければ省く、
でもチーズだけは!
フランスへ来たならそのフランス人の習慣にムリのない程度に習ってみよう、そんなところです。
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